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* この文章は2001年頃に書かれたモノです。ご注意下さい。

 

ことの起こり

 妹から譲り受けたSOTEC社e-oneを、両親用のマシンとして階下に設置することになったのだが、e-oneの設置場所からADSLモデムまで十数メートルのLANケーブルを引っ張ってくる羽目になってしまった。

 私は構わないのだが、LANケーブルがドア数枚を通過している(ドアが閉まらない)ため、無線LANの導入を検討することになった。

 

どの無線LAN機器が良いか

 当初は、スイッチングハブとe-oneとの間、つまり、LANケーブル部分のみを無線化するつもりだった。しかし、以前LANを組んだときに適当に持ってきたパンフレットを見ていると、どうやら、ローカルサーバー機能を併せ持った無線LAN機器があるらしい。

 予算は上がってしまうが、コレを使えば、自宅で気軽にサーバーを立ち上げることができてしまう(立ち上げてから何に使うかなんて考えていない笑)。なんて一石二鳥なシステムなんだ。もう、これに決定!

 で、どの会社の製品にしようかと、いくつかパンフレットを見たのだが、「色が青」ということだけで、PLANEX社の製品を使うことに決めた。幸い、ADSL/CATV対応の「ブロードバンドルーター BLW-01P」という製品があり(中にはADSL/CATV非対応の製品もあるので、購入の際はよく調べよう)、WEBをみたら、東京めたりっく通信、および、私が使っているADSLモデム共に、動作確認という扱いになっていた。超ラッキー!

 ちなみに、ADSL/CATV接続には、Ethernet接続とPPPoE接続という2種類の形式がある(例えば、フレッツ・ADSL はPPPoE接続)。そして、機器によってはPPPoE非対応のモノもあるので、これまた、購入の際には気をつけよう。なお、ブロードバンドルーターでPPPoE接続すると、原則一台のマシンしか接続できないところ、複数のマシンを密かに接続することができるようになる。

 

 さて、話を戻そう。今回の場合、購入すべき機器は、最小構成でいくなら、ブロードバンドルーターと、無線LANアダプタPCカードの2つで済む。ADSLモデムにブロードバンドルーターを接続し、LANカードをe-oneに挿し、両者を無線でつなげるというわけだ。

 しかし、だ。なぜ、両親が無線LANという時代の最先端を満喫できて、私は時代遅れ(?)の有線LANなのだ。私だって、そんなおもしろそうなもの、使ってみたいぞ! というわけで、勢い、無線LANアダプタは自分用のもう一枚を加え2枚にし、更に、無線LANアダプタをUSBで接続するための(デスクトップ機にはPCカードスロットが無いので)USBアダプタまで買ってしまった。

 しかし、注文ボタンを押してから、気づいたよ、、、デスクトップ機はLANケーブルでつなげば十分だろ&自分は部屋の中で移動する訳じゃないんだから自分用のLANアダプタはいらなかっただろ、って。。。。おかげで、ロースペックなバリューPC一台が買える程度のお金がかかってしまった。

 「パソコンはすぐに時代遅れになるけど、周辺機器なら5年は持つ」と、意味不明の暗示を自分にかけつつ、商品の到着を待つことにした。

 

つながらない

 商品はすぐに到着。接続方法はいたって簡単。ADSLモデムにBLW-01Pをつなぐだけ。しかも、BLW-01Pの設定は、ブラウザ上から日本語で行えるという、ありがた設計になっている。

 更に、BLW-01Pにはスイッチングハブも接続する事もでき、有線LANと無線LANを併用することが可能だ。これにより、既に構築済みの有線LAN環境をそのまま利用することができるので、手間もコストも省けるというスグレモノ(しかし、私の場合、先程述べたとおり、無駄なはコストをかけてしまった(涙)。

 

 さて、BLW-01Pに既設のスイッチングハブを接続し、とりあえず、無線を利用せずにデスクトップ機からネットへの接続を試してみた。

 ところが、、見事にネットにつながりません。接続・機器の表示は全て異常なし。パソコンからBLW-01Pを呼び出すことはできるので、BLW-01Pの設定か、もしくは、BLW-01PとADSLモデムとの間のやりとりにトラブルがあるように思われる。

 えらいこっちゃ、BLW-01Pの解説書を、、、と、思ったら解説書が入っていない。箱の中を見渡してみると、、なんだか、「BLW-01Pマニュアル」と書かれたCD-ROMが入っているのですが、、もしやコレデスカ(涙

 CD-ROM 内のドキュメントを全て印刷し(スゴイ量だった)、あらゆる設定をいじってみるのだが、一向にネットに接続できない。BLW-01Pの説明書と、ADSLモデムの説明書を両手に丸一日作業を行ったのだがつながらず、とうとう、説明書に書いてあることは全て行ってしまい、やることがなくなってしまった。

 仕方ないので、イスにふんぞり返りながら解説書を精読していると、唯一まだ試していない作業があった。モデムの解説書に書かれていた「東京めたりっくの開通チェック」作業だ。どーせ、つながっていないので、こんなことやっても無意味だなー、と、思いつつ、やることがないため、とりあえず、「ping 128.56.....」と、Ping を打ってみた。そしたら、なんと、つながっているではないか。無駄と思えるようなことでも、とりあえず試しておくものですなぁ。

 

つながっていた

 今までは「つながっていない」コトを前提に作業をしていたのだが、実はネットにはつながっていたのだった。どうやら、IPアドレスを使えば接続できるようだ。となると、DNSの参照がうまく行われていないということになる。

 とりあえず、「東京めたりっくの開通チェック」が、IPアドレスを利用した記述で良かった。。もし、「ping tokyo.xdsl.ne.jp」のようにDNSを使ったものだったら、一生分からなかったよ。。。

 しかし、原因は分かったものの、対策の方法がさっぱりわからない。とりあえず、PLANEX社のサポートにメール出してみたものの、音沙汰なし。DNSサーバーを手動で設定すれば解決しそうな気配だが、東京めたりっく社の資料では、「DNSサーバーは使わない」に設定しろとなっているだけなので、アドレスがわからず、お手上げだ。

 ちなみに、東京めたりっくでは、「めたりっく社からADSLモデムまでのサポートはするが、ADSLモデムからユーザーのパソコンまでのサポートは行わない、その代わり、ADSLモデムからユーザーパソコンまでの構成は自由に行って良い」という方針のため、東京めたりっくに問い合わせるわけにもいかない。

 

 待てど暮らせどサポートからの返事が来ないので(結局、返事は一週間後にきたが、既に開通した後だった)、東京めたりっく社にモデムの内部設定変更ツールの申し込みを行い(ちなみに、コレをやると、自分でモデムの設定をある程度いじることができるようになるが、サポートが受けられなくなる)、あわせて、ネットで情報収集することにした。

 調べること三日。とうとう、目的の情報にたどり着くことができた。Motorcycles in my life さんの 快適インターネットへの道 によると、

「クライアントは NetDSL1000 (IPアドレス 192.168.1.1)に対してDNS参照要求を行うわけですが、この要求に対する応答は実際のDNSサーバ(東京めたりっくが用意しているDNS)から直接クライアントへ返されるため、DNS参照要求先と応答先のIPアドレスが異なってしまいます。これにより、OSによっては正しくDNS参照を処理できないという現象が発生します。」

 というわけだ(ちょっと難しい)。要は、にらんだとおり、DNSが参照できておらず、DNSアドレスを手動で設定してやればOKということだった。そこで、上記サイトに書かれていた情報を元に、プライマリDNSを「211.15.32.18」、セカンダリDNSを「211.15.32.8」に設定してやる。

 更に、このページ に書かれているように、初期設定だとADSLモデムのIPアドレスと、BLW-01Pが割り振るIPアドレスが衝突するので、「192.168.0.*」を、全て「192.168.1.*」などの数字に変えてやろう。これで作業は終了。あっけなくネットに接続できるようになった。

 

ところが無線LANがつながらない

 今までの作業は全て、スイッチングハブを経由してBLW-01Pに接続していたデスクトップマシンで行っていた。つまり、有線LANなわけだ。

 ネットへの接続が確認できた今、いよいよ、無線LANでの接続確認だ! と、自分のノートパソコンにLANアダプターを挿して動作確認を行ってみると、とりあえず、こちらは問題なく接続が確認できた。

 ところが、問題はその後に起きた。階下のe-oneにLANアダプターを挿してみるものの、e-oneがネットにつながらない。付属のツールをインストールして、ステイタスを確認してみると、電波強度が13%と極端に低い。しかも、固定値になっている(普通は絶えず小刻みに変動するものなのだが)。

 電波強度が弱いのが接続できない原因らしいのだが、電波強度を上げる方法がさっぱり分からない。こういうときの最終手段は全ての設定をいじってみることだ。まずは適当に、3種類あるネットワークモードを順に切り替えて、再び初期設定値に戻した。すると、なぜか電波強度が60%前後で動き出すようになった。

 しかし、それでも何故かネットには接続できない。LANカードのステイタス上ではブロードバンドルーターが認識されているのにもかかわらずだ。

 ますますよく分からなくなってきたので、「できることは全て試そう」作戦に変更。USBアダプターにLANカードを挿し、USB接続でe-oneにつないでみたところ、ようやくネットに接続できるようになった。

 結局、このLANカードにe-oneが対応していないということなのだろうか?でも、LANカードは認識されていたし、LANカードはブロードバンドルーターと接続されていることも確認できていた。まぁ、つながったのだから、難しいことは忘れよう(笑。

 

総括

 さて、以上の話から、無線LANに手を出すとどんな痛い目に遭うか分かってもらえたと思う。まるで、「あの女はヤメトケ」という忠告を無視してコンパニオンガールにちょっかい出しちゃったみたいだ。

 いや、冗談はともかく。私の場合は、ADSLモデムが特殊だったこともあるが、ネットワークの知識が0の人が一から組むには、結構大変だと思われるし、何よりも、コストも結構かかる。現状では、よほどの必要性がない限り、手を出さない方が良いと思われる。

 

 実際の無線LANの使い心地についてだが、速度は最大で11Mbps出る。有線LANの100Mに慣れている人にとっては、遅く感じるであろうが、例えば、東京めたりっく通信では最大1.6Mbpsなので、ネットをする分には何も問題はない。

 電波状況は設置場所に大きく左右されるので、鉄、コンクリート、大理石、防弾ガラス(そんな家あるか?)、レンガからは離した方がよい。なお、PLANEX社の製品は状況に応じて自動的に速度を5.5Mbps、2Mbpsと落として接続状態を改善しようとするので(速度を落とすと、接続状態は改善される)、安心だ。

 また、ブロードバンドルーターBLW-01Pについてだが、これは様々な機能が付属しており、色々な遊び方ができる反面、へたに設定を変更すると、セキュリティホールができてしまい、外部からハッキングされる恐れがあるので、初心者は注意しよう。

 

 

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