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デジタル写真保管・バックアップ方法術
どんなに撮ってもコストがかからないのがデジカメの良いところ。メモリーカードが一杯になったらその都度パソコンに画像を移せばOK!しかし、パソコンのハードディスク容量にも限りがあります。取り込んだ画像が増えてくるとパソコンのハードディスクの容量を圧迫し始め、場合によっては処理効率を悪くさせます。
これをどうやって保管し、バックアップするかが今回のテーマです。
ドライブ(パーティション)を分ける
WindowsなどのOSがインストールされているドライブと、画像ファイルなどのデーターを保存するドライブを論理的に分けるだけで処理効率が良くなり、体感処理速度が向上します。具体的にいうと、CドライブにWindowsがインストールされているのであれば、Dドライブにデーター保存するようにするのです。
パソコンのドライブが既に複数のドライブに分かれていれば上記の様に利用すればよいのですが、ドライブが一つしかない場合はパーティションを区切る必要があります。
Windows98,ME,XPの場合は、パーティションマジックなどのソフトを利用し、1) 今あるドライブの容量を小さくして空き容量を作ってから、2) 新しくパーティションを作り、3) 新しく作ったパーティションにドライブを割り当てる、という作業が必要となります。ただし現在、パーティションマジックの販売は終了しているため、必要であればパーティションマジックの制作者が作った無料ソフトのPartition Logic(英語)を利用することになるでしょう。
WindowsVistaの場合は、ウインドウズに簡易的なパーティション操作機能が備わっているのでそれを利用します。ただし、空き容量は既存のドライブの後ろ側にしか作れないので注意してください。より細かいパーティション操作をしたい場合はLBシステムコマンダー9などのソフトを利用する必要があります。
空き容量を増やす
ディスクの空き容量を圧迫し始めたら、パソコンに保存している不要なファイルを削除したり、写りの悪い写真を削除したり、全く使わないプログラムをアンインストールするなどして、パソコンの空き容量を増やさなければいけません。
特に、Windows XPやVistaがインストールされているドライブの空き容量は少しゆとりがないと、ウインドウズの動作が不安定になることがあります。
ウインドウズに備わっている機能を利用して空き容量を増やす方法を参考にしてください。
CDやDVDに焼く
それでもディスクの空き容量を圧迫するようでしたら、パソコン以外の場所に写真(画像ファイル)を移さなければいけません。一番簡単なのがCDやDVDに保存する(焼く)方法です。WindowsXPならCD-R(CD-RW)に、WindowsVistaならCD-R(CD-RW)とDVD±R(DVD±RW)にデーターを書き込むことができます。それぞれのやり方は上記リンクを参考にして下さい。
ただし注意してほしいのが、パソコンで焼いたCDやDVDには寿命が存在します。その耐久性は保管方法に異なりますが、数十年から最大でも百年程度で読み込みができなくなってしまいます。直射日光や高温多湿を避け、重ね保管しないようにすれば耐久性は長くなるそうなので保管方法には注意しましょう。車など夏場高温になる環境に置きっぱなしにしているCD-Rが使えなくなるのはこれが原因です。
このため、CDやDVDに写真を保存したからといって、バックアップや保管は完璧というわけではありません。いつかは消えてしまうため、消える前に再びデーターをパソコンに取り込み、再度CDやDVDに焼く必要があります。
* 用語集
CD-R:一度しか書き込みができない(書いた内容を消すことができない)CD。
CD-RW:書き換えができる(書いた内容を消すことができる)CD。約1,000回まで書き換えが可能。
DVD-R:一度しか書き込みができないDVD。家電製品での互換性が重視されている。
DVD-RW:書き換えができるDVD-R。約1,000回まで書き換えが可能。
DVD+R:一度しか書き込みができないDVD。パソコン利用での性能が重視されている。
DVD+RW:書き換えができるDVD+R。約1,000回まで書き換えが可能。
DVD-RAM:書いたり消したりできるDVDのこと。DVD-RやDVD+Rとは規格が異なり、カートリッジに入っているものもある。高性能で10万回の書き換えが可能だが互換性はやや低い。
外付けハードディスクドライブ(HDD)を追加する
CDやDVDに保存する方法は手軽ですが、CDでは最大で700〜800MB、DVDだと4.7GBまでしか保存できません。いちいち焼くのも面倒です。そこで便利なのが外付けハードディスクドライブ(以後HDD)です。昔は高額だったHDDですが、最近では250GB程度のものでも1万5千円前後で購入することができます。内蔵HDDに比べると転送速度が遅く、ファイルのコピーや移動には時間がかかりますが、それでも転送速度が改善されたUSB2.0で接続すればIEEE1394と同等の処理速度が実現されるので、それほどストレスなく利用できるでしょう。
内蔵HDDと異なり、接続コードをパソコン本体に差し込むだけで利用できるという手軽さも魅力的です。
ただし注意してほしいのはHDDすら消耗品であるということです。HDDにはS.M.A.R.T.(スマート)と呼ばれる早期監視警告システムがついており(安価なHDDには付いていないことも)、それにより、HDDの異常や故障の予兆を警告してくれますが、突然HDDが壊れることも珍しくありません。S.M.A.R.T.の情報をチェックしてHDDの状態を監視するフリーソフトなどを利用してHDDの状態を確認しながら利用すると安全です。
一般的にHDDの寿命は通常の使用で5年、24時間連続使用などの過酷な条件では2〜3年と言われていますが、半年で突然壊れてデーターが読めなくなったり、10年使ってもトラブルが全く起こらないこともあるため(どちらも私の実体験)、一概に耐用年数がどのぐらいとはいえません。
基本的には高温を避け、パソコンの電源が入っている際には衝撃を与えないように注意してください。また、ずっと動かさないHDDはディスクを読み取るヘッドが固着して動かなくなることがあるため、たまに動かしてやるのが良いでしょう。
*USB2.0の理論転送速度が480Mbps。IEEE1394で400Mbps。IEEE1394bで800Mbps。ただし、一般的にUSB2.0よりもIEEE1394(b)の方がCPUにかかる負担は少ない。現在ではUSB2.0の方が主流。
なかには、このように内蔵HDDを何台もまとめて、一つの外付けHDDドライブとして使えるような製品もあります(写真は4台のHDDを接続)。古い内蔵HDDを有効活用する際に便利!

内蔵HDDを追加する
内蔵HDDであれば外付けHDDよりもコストを抑えることができ、また転送速度も外付けHDDとは比較にならないほど早いため快適な環境を得ることができます。ただし、パソコンによってはHDDの増設ができないこともあり(特にメーカーのスリムタイプはできないことが多い)、また、パソコンのふたを開けて、HDDを設置してコードをつなぐといったある程度の作業が必要となります。
ちなみに、ノートパソコンのHDDを大容量の物に交換する作業は、通常のデスクトップ型パソコンに比べ難易度が飛躍的に高くなります。できないわけではありませんが、自信がない場合は素直に外付けのHDDを利用することをお勧めします。
もし、内蔵HDDを追加するスペースがなくて既存のHDDを大容量のHDDに交換しなければいけない場合は、既存データーのコピーや、OSのインストール(コピー)などの作業も必要となってきます。
Acronis True Image 9.0というソフトを利用すればパーティションを丸ごとバックアップできるので、1) 既存HDDの内容をTrueImageを使ってCDやDVDにバックアップ(保存)し、2) HDDを新しいものに交換、3) 新しいHDDにWindowsをインストール、もしくは購入時に付属してきたCDやDVDを使ってリカバリ、4) 手順1で作ったバックアップディスクを使って復元、という手順を踏みます。
3) の手順で使うリカバリディスクは、最近のメーカーパソコンでは予め自分で作成して用意しなければいけないことも多いので、詳しくはパソコンのマニュアルを参照頂くか、、もしくはメーカーのサポートにお問い合わせください。
また、外付けHDDの項にも書いたとおり、HDDには寿命が存在します。特に静音化目的でファンの速度を弱めたりしているパソコンは、ケース内の空気の流れが十分確保されなくなり、HDDの温度が異常に上がることがあります。高温はHDDの寿命を一気に縮めることになるので、HDDの状態を監視するフリーソフトなどを利用して温度に注意を払ってください。ただし、現在SerialATAに対応した無料のHDD監視ソフトは少ないようです。
内蔵HDDを追加した上でRAIDを組んで画像を常時バックアップする
RAIDとは、複数のHDDを組み合わせて運用することで、データーを自動バックアップさせたり分散させる手法です。それ自体が直接保存容量を増やすわけではありませんが、HDDの故障など、もしもの時のために画像ファイルやデーターを安全に保存しておくことができます。
RAIDにはいくつかの種類がありますが、RAID1はミラーリングとも呼ばれるもので、複数のHDDに同じ内容を同時に書き込みます。そのため処理速度は遅くなりますが、常にバックアップを行っているのと同じ状態になるため、安全性が非常に高く、どちらかのHDDが壊れたとしてももう片方のHDDに同じファイルが入っているため、データーを失う危険性を回避することができます。
さらにRAIDは0から6までの種類がありますが、本稿が対象とするレベルを超えてしまうため、このページでの解説は行いません。詳しい解説はウィキペディアを参考にしてください。
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